初めて「垢抜けたい!」と思ったのはいつのことだったろう。おれは鮮明に覚えている。
リンスインシャンプーじゃなくて、シャンプーとコンディショナーを分けて使うようになった日。化粧水をつけるようになった日。眉毛を整えるようになった日。ひげをきれいに剃るようになった日。自分がいいなと思った服を自信を持って着られるようになった日。
これらはすべて、本当に好きだなと思える子に出会った日と重なっている。おれはどうしてもその女の子と付き合いたかったんだ。結果はだめだったんだけどね。
でも、この子に出会ってからおれは自分の人生が変わって見えた。自分はこれだけ努力してるんだぞ、という自信がついた。
あの子にフラレたことがおれを成長させてくれたんだ。本当に感謝している。
昔のおれの写真から現在のおれの写真を見ると、「垢抜けたな〜〜〜」って思う。歳を重ねるにつれて垢抜けていくおれ。毎年がんがん売上高を伸ばしていく成長企業のようだ。だから、君は今のうちにおれを仕留めておいたほうがいい。こいつは大化けする。永遠に魅力が止まらない人間になる。もうすでに魅力は止まらないけどね。
こんなおれだけど、社会人になると、普通の出会いがない。普通に女の子と知り合う機会がない。今学生だったらめちゃくちゃモテるんだけどな、
こう言うとめちゃくちゃナルシストやんけなんだこいつ〜(ジョイマン池谷vo)と思われそうだけど、「自分には魅力がありません」って言ってる人と、「自分には魅力があります」って言ってる人、どっちが好き?後者でしょ。だからね、うそでも自分には魅力があるんですよ〜って言っときゃいいの。特に日本人なんか人の言ってることに影響を受けやすいんだから、魅力があるって言っとけ言っとけ!!!
で、おれは誰に向けて何の話をしてたんだっけ?あ、そうだ、未来のお嫁さんに向けておれには魅力がありますよって話をしてたんだった。
あと何年か後にお嫁さんに見てもらおう。おれはこんなブログを書いていたんだよって。
「どう?もっと好きになった?」ってね。